政府、電気・ガス代補助に5000億円支出 赤字国債で賄う

2026/05/26 10:04 

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 政府は26日、上昇が見込まれる7~9月の電気・ガス代を補助するため、2026年度当初予算の予備費1兆円から5135億円を支出すると閣議決定した。中東情勢悪化による原油高騰を受け、家計の負担を和らげる。

 電気・ガス代は標準的な家庭の場合、3カ月間で5000円程度減る見通し。電気代の補助は、7、9月に1キロワット時当たり3・5円、8月は4・5円とする。3カ月で3000円程度の負担減となった25年7~9月の電気・ガス代補助を上回る支援になる。

 歳出規模が3兆円強となる26年度補正予算案では、補助により減少した予備費を計上し、今後の災害への備えとして26年度当初予算で積んでいた1兆円に戻す方針だ。

 これとは別に、補正予算案では中東問題の対応に使い道を限定した特定目的予備費として「中東情勢等対応予備費」を創設し、2・5兆円程度計上する見通し。ガソリン価格を抑えるための補助金などに充てることを想定している。地方での利用が多いLPガスの利用者なども支援対象に加えるため、重点支援地方交付金も増額する。

 補正予算案は来週にも国会に提出する。財源はいずれも赤字国債で賄う。25年度分として発行予定だった3兆円分が、税収増などで減額できる見通しとなり、補正予算案編成に伴う赤字国債発行はその範囲内に抑える。市場では財政拡張への警戒感から金利上昇が続いており、実質的に新たな国債は増やさずに対応する。【中津川甫】

毎日新聞

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