NZの防衛費、GDP比2%でも「ただ乗り」 米国防長官が方針に苦言

2026/05/30 15:31 

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 ヘグセス米国防長官は30日、シンガポールで開かれたアジア安全保障会議の演説後の質疑応答で、ニュージーランドが掲げる防衛費の国内総生産(GDP)比2%という目標について、「率直に言えば、2%では不十分だ。フリーライダー(ただ乗り)だ」と述べた。演説では日本を含む同盟国などに対し、防衛費をGDP比3・5%まで引き上げるよう求めていた。

 質疑では、ニュージーランドの記者から「(同国は)防衛費がGDP比2%にも達していない。ただ乗りだと考えるか」と問われた。これに対しヘグセス氏は、「私はニュージーランドに悪意を持っているわけではない」と前置きしつつ、「パートナーにはもっと努力してもらいたい」と回答。「長年の友好関係だけでは十分ではない。同盟国が同じ能力を持たなければ、同盟は空虚なものになる」と強調した。

 ニュージーランドのペンク国防相は前日、ロイター通信などの取材に対し、今後8年以内に防衛費をGDP比2%まで引き上げる目標を明らかにしていた。軍の近代化を図るため、新たに約9億2000万ドル(約1500億円)の国防予算も計上。ニュージーランド軍の老朽化したフリゲート艦の後継艦取得も表明しており、ペンク氏は30日の公開討論で、後継艦候補として英国案と、海上自衛隊の最新鋭護衛艦「FFM」(もがみ型)能力向上型を検討していると説明した。【バンコク国本愛】

毎日新聞

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