トランプ氏「すでに署名」 米イランの戦闘終結合意の覚書 G7

2026/06/16 09:47 

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 フランス東部エビアンで15日、主要7カ国首脳会議(G7サミット)が開幕し、討議が始まった。トランプ米大統領は開幕前に議長国フランスのマクロン大統領と個別に会談し、米国とイランが戦闘終結で合意した覚書について「すでに署名した」と明らかにした。「覚書はとてもパワフルな文書だ。間もなく公開される」と説明した。

 米政府高官によると、覚書は14日の時点でトランプ氏、バンス米副大統領とイランのガリバフ国会議長の3人が電子署名を済ませたという。核問題などを巡る交渉が今後本格化する。

 サミットはマクロン氏が日本時間16日午前2時半(現地時間15日午後7時半)ごろ、会場でG7メンバーの首脳を出迎えて開幕した。その後、首脳らはワーキングディナーに臨み、「国際社会の主要課題への対応」をテーマに協議。日本政府によると、イランをはじめとした中東地域、ウクライナ、インド太平洋地域の情勢や重要鉱物などのサプライチェーン(供給網)の強化などについて意見が交わされたという。

 これに先だった米仏首脳会談の冒頭で、トランプ氏は「(マクロン氏は)特別な友人だ。我々は多くのことに取り組んできた」と持ち上げた。事実上の封鎖が続いていたホルムズ海峡について「部分的には開放されている」と発言。スイス・ジュネーブで19日に開かれる覚書の署名式をめどに「海峡は完全に開放される」と説明した。

 イランとの関係については「うまくいけば良好な関係が築けるだろう。そうならなければ元の状態に戻るだけだ。そうならないことを願っている」と述べた。フランスは米イランの交戦収束後にホルムズ海峡の航行自由の確保に貢献する姿勢を示している。トランプ氏は望むこととして「我々は多くの助けを必要としていないが、艦船の1~2隻の派遣は悪くないかもしれない」と述べた。

 トランプ氏はマクロン氏との会談でロシアの侵攻が続くウクライナ情勢についても言及した。14日にウクライナのゼレンスキー大統領とロシアのプーチン大統領とそれぞれ電話で協議したと明かした。両首脳が和平に向けた協議などに「前向きな姿勢を示している」と紹介。その上で、ウクライナ情勢の解決に「注力する」と語った。【トノン(フランス東部エビアン近郊)鈴木一生、成澤隼人】

毎日新聞

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