スーチー氏81歳に 所在なお不明、軍政拘束下で6度目の誕生日

2026/06/19 16:18 

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 ミャンマーの民主化指導者アウンサンスーチー氏は19日、軍主導で発足した政権に拘束されたまま81歳の誕生日を迎えた。2021年2月のクーデター以降、自由を奪われた状態で迎える誕生日は6度目となる。

 親軍政権は4月末、スーチー氏を首都ネピドーの刑務所から「指定された住居」に移したと発表した。ただ、詳しい所在や健康状態は明らかにされておらず、家族らが直接確認できない状況が続いている。軍側の説明だけでは、実態は見えないままだ。

 英国に住む次男のキム・エアリス氏は「移送は解放ではない」と訴え、母親の生存と健康状態について、第三者による確認を求めている。キム氏は19日の誕生日に合わせ、世界各地で81キロを歩いたり走ったりする連帯行動「81 for 81」も呼びかけた。

 一方、親軍政権は今月12日、スーチー氏が率いてきた国民民主連盟(NLD)のヤンゴン本部から、党名の看板などを撤去したと報じられている。NLDはクーデター前の政権与党で、軍政側は23年に解党に追い込んだ。

 クーデターを主導し、現在は親軍政権の大統領を務めるミンアウンフライン氏は今週、中国を訪問し、習近平国家主席と会談した。国内で民主化勢力を封じ込めながら、国際社会への「復帰」に向けた布石を打っている。【バンコク小泉大士】

毎日新聞

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