ベネズエラ地震920人死亡 医療も崩壊寸前 各国救助隊が活動

2026/06/27 09:15 

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 南米ベネズエラで24日に起きた連続大地震で、ベネズエラ政府は26日、死者が少なくとも920人、負傷者が3360人に達したと発表した。行方不明者を登録する現地のウェブサイトには、約5万人の名前が記されており、被害はさらに拡大する可能性が高い。

 ロイター通信によると、行方不明者の生存率が著しく下がる「発生後72時間」が27日夕(日本時間28日朝)に迫る中、各国の救助隊が現地で活動を始めた。

 被害が最も大きかった北部ラグアイラ州には、エルサルバドルの救助隊が到着。ドローンやサーモグラフィー、災害救助犬などを駆使し、倒壊した高層住宅で生存者の捜索を実施した。

 ベネズエラのロドリゲス暫定大統領は同州を「軍事化する」と発言。軍や警察を総動員し、捜索や人道支援に尽力する姿勢を示したが、まだ救助隊が到着していない地域も多いという。

 政府によると、これまでに約240人をがれきなどから救出したという。国連は今後、計1000人の救助隊員が被災地に入ると明らかにした。

 ベネズエラは10年以上にわたって経済危機が続いており、政府の災害対策や医療体制に問題は多い。

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、ラグアイラ州にある三つの公立病院のうち、二つが地震で損壊。残り一つの病院に患者が集中しているが、基本的な医療物資すら不足しているという。そもそも医療体制が貧弱で、多くの市民が地震前から定期的に医療にアクセスできていない。経済危機で他国に流出した国民も多く、経験のある医者や消防隊員も不足しているという。

 国際移住機関(IOM)によると、ベネズエラでは、地震で最大約670万人が影響を受けた可能性がある。ラグアイラ州などでは、多くの被災者が空き地にテントを建て、避難生活を始めている。【ニューヨーク三木幸治】

毎日新聞

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