タイ少女の人身取引、母親に禁錮7年6月判決 バンコクの裁判所

2026/06/29 14:52 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 東京都内の個室マッサージ店で、当時12歳のタイ国籍の長女に性的サービスをさせたとして、人身取引などの罪に問われた母親(30)に対し、バンコクの刑事裁判所は29日、禁錮7年6月の判決を言い渡した。

 判決などによると、母親は2025年6月、長女を連れて来日。東京都文京区の個室マッサージ店経営者と契約した上で、長女に男性客への性的サービスをさせた。

 関係者によると、母親は当初、「普通のマッサージの仕事をさせただけ」などと一部否認していたが、その後の公判では起訴内容を全て認めた。

 事件は25年9月、母親に置き去りにされた長女が東京出入国在留管理局(東京都港区)を1人で訪れ、助けを求めたことで発覚。母親は長女を日本に残して帰国した後、渡航先の台湾で売春に関わった疑いで拘束され、同年12月にタイへ移送され、逮捕されていた。

 警視庁によると、長女は1カ月余りで70人ほどの男性客に性的マッサージを強いられ、計62万円の売り上げは店と母親で折半されていたという。

 事件を巡っては、児童福祉法違反などの罪に問われた店の元経営者の日本人男性の初公判が、今年3月に東京地裁で開かれ、「少女は20歳だと聞いていた」と述べ、起訴内容を否認している。【バンコク国本愛】

毎日新聞

国際

国際一覧>