英右派党首、「潔白」訴える異例の立候補 他党はボイコットへ

2026/07/08 10:20 

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 英国で非正規移民の大規模送還を掲げる右派ポピュリスト政党「リフォームUK(英国改革党)」のファラージ党首が7日、下院議員を辞職し、辞職に伴い実施される補選に立候補すると表明した。自身が受けた資金援助などを議会に申告せず規則に違反した疑惑が報じられていることを受け、自身の「潔白」の主張について有権者に信を問う異例の手に打って出た。党首にはとどまるとみられる。

 だが、英メディアによると、主要政党は「不祥事から話題をそらそうとしている」(与党・労働党)などと一斉に反発し、補選をボイコットする方針を示した。ファラージ氏は再選されるとみられるが、事実上、形式的な選挙になる可能性がある。

 ファラージ氏が議会に申告しなかったのは、2024年に仮想通貨(暗号資産)投資家の男性から援助された500万ポンド(約10億8000万円)と、米国で詐欺罪で服役した側近の男性から同年に提供された住宅や警備チームなど。いずれも英メディアの報道で明らかになり、批判を浴びていた。

 議会の規則では、新議員は選挙前1年間に受け取った所得以外の贈り物や利益について、「パートナーや家族からの純粋に個人的なもの」を除いて申告が必要と定められている。投資家からの資金援助については議会の独立機関が調査しており、側近からの便益を巡っても他党の下院議員が同様の調査を求めている。

 ファラージ氏は、報じられた献金などは申告すべき対象ではないと主張し、7日の演説でも「悪いことは一切していない。法律も破っていない」と改めて強調した。

 改革党は5月の統一地方選で大勝するなど伸長しており、29年までに実施される次期総選挙で第1党に躍り出る可能性も現実味を帯びている。【ロンドン福永方人】

毎日新聞

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