トランプ氏、「関わりたくない」スペイン首相と握手 友好を演出

2026/07/20 19:53 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 サッカー・ワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会で優勝したスペインのサンチェス首相は19日(日本時間20日)、決勝戦を現地で観戦した。トランプ米大統領は国防支出や対イラン軍事作戦を巡ってスペインを激しく非難してきた。スペイン紙エルパイスによると、両首脳はスタジアムのVIP席で握手をして言葉を交わしたといい、友好ムードを演出した。

 両首脳は、カナダのカーニー首相やメキシコのシェインバウム大統領らと共に観戦した。

 スペインは、米国が強く要求する北大西洋条約機構(NATO)加盟国の国防費増額に消極的な姿勢を示しており、両国関係は悪化していた。さらに、米国とイスラエルが2月末に始めた対イラン軍事作戦について、サンチェス氏は「一方的な国際法違反」と指摘し、米軍による国内の基地使用も拒否。公然と米国を批判する姿勢は欧州の首脳の中でも際立っていた。

 それだけにトランプ氏はスペインに不満をつのらせて「ひどい同盟国だ。一切関わりたくない」などと繰り返し非難。今月7~8日にあったNATO首脳会議の場ではスペインとの貿易を全面的に停止する意向を示していた。

 トランプ氏は閉幕後に記者団からスペインとの関係を問われ「緊張はない。誰とも緊張関係にはない」と述べた。【ブリュッセル鈴木一生】

毎日新聞

国際

国際一覧>

写真ニュース