カズ、福島の桃に皮ごとかぶりつき J3福島「農業部」に初参加

2026/07/21 11:45 

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 サッカーJ3の福島ユナイテッド(福島市)は20日、選手・スタッフが農家と共同で農作業に取り組む「農業部」の活動の一環で、モモの収穫に取り組んだ。「カズ」こと元日本代表FW三浦知良(59)も初めて参加し、猛暑の中で汗を流した。【錦織祐一】

 農業部は2014年にスタート。東京電力福島第1原発事故による農産物の風評被害の払拭(ふっしょく)をサッカーの力で後押しし、各地の試合会場などに販路を広げて収入の柱にも育てようというJクラブ唯一の取り組みだ。現在はリンゴ▽モモ▽米▽ブドウ▽洋梨▽アスパラガス――を栽培している。クラブのホームページでのインターネット通販に加え、アウェー戦の試合会場でも人気を博し、26年1月期の売上高は過去最高を記録した。

 この日は午前中に練習を終えた三浦や「桃課長」のDF当麻颯(はやて)(24)、元韓国代表GK鄭成龍(チョン・ソンリョン)(41)ら選手6人が、日ごろから摘果などの作業をしている安斎果樹園(福島市飯坂町)を訪れた。

 三浦を含めてモモの収穫作業は初体験という選手も多く、安斎忠作さん(77)からデリケートな果実のもぎ方を丁寧に教わった。果樹の上部ほどモモの色付きが良く、鄭は191センチの長身を生かして、かごいっぱいに収穫して笑顔を見せていた。

 仕分けやこん包の作業にも取り組んだ後はもぎたてのモモを試食。クラブスタッフの荒(あら)有加里さん(49)が「桃といえば柔らかいイメージだが福島の人は硬い実を好む」「最近大雨が降って成長が早まり、農家は大忙しで収穫に追われている」などと説明し、三浦らは皮ごとかぶりつきながら「こういう食べ方は新鮮」などと感想を話した。

 三浦は風評被害払拭の活動の意義にも触れ「こういうことはやりたくてもなかなかできない。機会を与えてくれたクラブに感謝したい」と述べた。当麻は「(試合を見に来た人たちに)農家の皆さんと真心を込めて育てたモモを食べてもらい、福島のことをもっと好きになってほしい」と話していた。

毎日新聞

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