トランプ氏、EUに「高関税」を警告 米IT大手への制裁に報復

2026/07/25 16:19 

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 トランプ米大統領は24日、欧州連合(EU)欧州委員会が米IT大手グーグルなどに制裁金を科した報復として、EUからの輸入品に高関税を課すと警告した。自身のソーシャルメディアで、通商法301条に基づく調査を直ちに開始すると表明した。今後、両者間で巨大IT規制を巡る対立や貿易摩擦が激化する恐れがある。

 通商法301条は貿易相手国の「不公正な貿易慣行」に対し、米通商代表部(USTR)による調査を経て、関税などの制裁措置を科す権限を大統領に与えている。

 トランプ政権は24日、この条項を根拠に、日本やEUなど60カ国・地域を対象に10~12・5%の追加関税を発動したばかりだ。EUに対する調査が始まった場合、数カ月後に対EU関税が引き上げられる可能性がある。

 EUは巨大IT規制「デジタル市場法(DMA)」の適用を進めており、2025年に米アップルと米メタにDMA違反で計7億ユーロ(現在の為替レートで約1300億円)の制裁金を科した。

 今月23日にはグーグルに8億9000万ユーロ(約1600億円)の制裁金を科すと発表。インターネット検索サイトでの自社サービス優遇や、スマートフォンなどのアプリ開発者の権利を制限したことを問題視し、是正を命じた。

 トランプ氏は投稿で、一連のIT規制について「米国は欧州の『貯金箱』ではない」と主張。「EUは違法かつ極めて非倫理的な行為に対し、大きな代償を支払うことになる」とけん制した。【ワシントン浅川大樹】

毎日新聞

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