例年は3~4月だけど… 世界の1日の平均海面水温が過去最高に

2026/08/25 06:45 

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 欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」は24日、22日の世界の平均海面水温が21・10度となり、記録を取り始めた1979年以降で最も高くなったと発表した。これまでの記録は24年3月の21・09度だった。加速する地球温暖化に加え、南米ペルー沖で発生している強いエルニーニョを反映しているという。

 公開された海面水温マップでは、ペルー沖とともに日本近海でも平年の温度を大きく上回っている様子が映し出されている。

 同機関によると、世界の平均海面水温が高くなるのは例年、海洋面積がより広い南半球の夏を過ぎた3~4月という。それだけに今回、8月に春先の記録を上回ったことは注目すべき事態だと指摘している。

 海面水温の上昇に伴い、より多くの水蒸気が大気中に供給されるため、豪雨や強い勢力の台風などの異常気象をもたらすとされる。また、海洋生態系や漁業への打撃が懸念されるほか、熱膨張に伴って海面水位が上昇し、島しょ国や沿岸地域の浸水リスクを高める恐れもある。

 同機関の担当者は「海水温の上昇は大気中の二酸化炭素(CO2)の吸収効率も低下させ、温暖化をさらに加速させる」と警告している。【田中泰義】

毎日新聞

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