ガザから「たこ」飛来相次ぐ ネタニヤフ首相「攻撃強化する」

2026/08/25 15:11 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 イスラエル南部でパレスチナ自治区ガザ地区から飛来したとみられる「たこ」が相次いで確認されている。爆発物などは取り付けられていないが、イスラエルはイスラム組織ハマスによるものだと見ており、ネタニヤフ首相は発射を直ちに停止しなければ「関与した者への攻撃を強化する」と警告している。

 イスラエルメディアによると、8月に入ってから24日までの間に、12枚のたこと4個の風船がイスラエル側に飛来した。不審なものは取り付けられていなかった。過去にハマスが発火物をくくりつけた風船やたこをイスラエル側に飛ばし、農地で火災が発生したなどの経緯があり、イスラエルは警戒を強めている。

 イスラエル軍は24日、北部ガザ市や南部ハンユニスなどを攻撃。ロイター通信によると、4歳と10歳の子どもを含む少なくとも4人が空爆で死亡した。イスラエル軍はハマスの武器庫などを攻撃したと主張している。

 これに対して、ハマスは声明で「子どもたちがたこ揚げをしていた」と主張。「子どもたちの遊びを口実にガザへの攻撃を正当化している」と非難した。

 ◇イスラエルの攻撃を意図的に誘発?

 イスラエルの民放テレビ「チャンネル12」は治安当局者の話として、ハマスはたこを飛ばすことでイスラエルの攻撃を意図的に誘発し、イスラエルを国際社会の批判にさらそうとしていると報じた。

 ガザの和平計画を巡っては、イスラエルはハマスが完全に武装解除しない限り、ガザから軍を撤退させないと主張。一方、ハマスはイスラエルのガザ撤退や攻撃停止などが武装解除の条件との立場で、交渉は行き詰まっている。【エルサレム松岡大地】

毎日新聞

国際

国際一覧>

写真ニュース