ネパールの洪水で55人死亡、384人不明 鉄砲水で家屋流される

2026/08/26 23:07 

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 ネパール中部ラスワ郡で26日、大規模な洪水が発生し、地元メディアによると、少なくとも55人が死亡、384人が行方不明になっている。このうち291人が外国人観光客とみられ、当局が安否確認を進めている。

 報道によると、現地には多くの巡礼者が訪れていた。行方不明者のうち105人がインド国籍だという。ほかに行方が分からなくなっているのは、ネパール人93人▽英国人12人▽米国人3人――など。在ネパール日本大使館によると、これまでのところ、日本人の被害の情報はないという。

 現場は中国チベット自治区との国境地帯。SNSでは洪水発生時のものとされる防犯カメラの動画が拡散しており、大きな建物が洪水にのみ込まれる様子が映されている。

 地元メディアによると、チベット自治区からラスワ郡へ流れるボテコシ川で鉄砲水があったという。川沿いの少なくとも60軒の家屋が押し流されたほか、橋や水力発電所などのインフラも損壊した。雪崩により川がせき止められた後、決壊して洪水につながった可能性があると報じられている。ネパールのカナル外相は26日、初期情報として、周辺で発生した地震が関係している可能性にも言及した。

 中国国営新華社通信によると、ネパールと隣接する中国西部・チベット自治区シガツェ市でも多数の行方不明者が出ている模様だ。習近平国家主席は26日、捜索や救助にあたるよう求める「重要指示」を出した。

 新華社によると、被害があったのは、シガツェ市の国境ゲート付近。26日昼時点で、一帯への電力供給や通信は途絶えており、交通規制も敷かれた。【ニューデリー松本紫帆、北京・畠山哲郎】

毎日新聞

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