米軍の備蓄補充に「相当な時間」 対イラン軍事作戦で弾薬消耗

2026/09/15 10:19 

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 米国防総省の監察総監は14日、対イラン軍事作戦に関する報告書を公表した。2月の戦闘開始から6月末までに弾薬を消耗し、備蓄の補充には相当な期間を要するとの見解を示した。報告書は連邦議会に提出するため、国防総省から独立してまとめられた。

 報告書によると、米軍が6月末までに使用した弾薬は223億ドル(約3兆4000億円)相当に上る。国防総省は軍事産業と連携して増産態勢の整備を急ぐが、固体ロケットモーターや高性能爆薬などの確保のほか、熟練工の不足がボトルネックとなり、「生産能力の拡大には相当な時間を要する」と指摘している。

 トランプ米大統領は自身のソーシャルメディアで14日、「米国は史上かつてないほど多くの精巧な兵器を生産している」と主張。特に防空システム「パトリオット」ミサイルや終末高高度防衛(THAAD)ミサイル、巡航ミサイル「トマホーク」の増産を集中的に進めているとし、兵器不足に対する懸念の払拭(ふっしょく)を図った。

 米国は原油輸送の要衝ホルムズ海峡の管理を巡ってイランと対立を続けるが、兵器の枯渇などで軍事力による事態の打開に行き詰まりをみせている。だが、トランプ氏は別の投稿で「崩壊しつつあるイランは一刻も早く合意を結びたがっている。(イランと交渉するかは)私が決める」と主張し、主導権は米側にあるとアピールした。

 国防総省は7月に対イラン作戦の費用が375億ドルに上るとの見通しを公表。イラン関連の追加費用として計670億ドルを議会に要求している。【ワシントン金寿英】

毎日新聞

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