イタリア・メローニ首相、米露軽油合意は「非常にリスク高い」

2026/10/15 07:21 

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 イタリアのメローニ首相は14日、議会で演説し、トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領が露産ディーゼル燃料(軽油)を世界の市場に供給することで合意したことについて「非常にリスクの高い選択だ」と批判した。ロシアによるウクライナ侵攻に「正当性を与える」と強調した。ロイター通信などが伝えた。

 メローニ氏は、世界的なエネルギー価格高騰の原因は「ウクライナによるロシアの製油所への攻撃ではなく、米国とイスラエルによるイランでの戦争だ」と指摘した。合意によって「ロシアが戦争するための新たな収入を生み出し、対露制裁の効果を弱めることになる」と述べた。

 トランプ氏は11月の中間選挙を前に軽油価格の高止まりに神経をとがらせており、ロシアの製油所を攻撃するウクライナに不満を示している。メローニ氏とトランプ氏は良好な関係を築いていたが、トランプ氏が対イラン軍事作戦にメローニ氏が非協力的だと批判したのを機に関係が冷え込んでいる。

 米露の合意では、ロシアが直ちに30万トン以上の軽油を市場に流し、計480万トンを順次供給する。米政府は、対露制裁を一部緩和して来年4月7日までロシアとの軽油取引を認めると発表している。【ブリュッセル鈴木一生】

毎日新聞

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