大阪維新の会（代表＝吉村洋文・大阪府知事）は２６日、２０２３年９月に開いた党主催の政治資金パーティーについて、政治資金収支報告書に記載の誤りがあり、９日付で修正したと明らかにした。

　２０万円を超えるパーティー券を購入した企業５社のうち、１社については１文字違いの別会社の情報を誤って記載した。他の１社について、代表者名を間違ったという。維新は「会社名などをホームページで調べたが、誤った内容を記入してしまった」と事務的なミスだと説明している。

　２４年３月１１日付で府選管に提出された政治資金収支報告書では、２３年９月に大阪市内のホテルでパーティーを開催し、１億２０１２万円の収入を得たとしていた。６００６人がパーティー券を購入したことになっていたが、維新は社名や代表者名の修正とともに、人数も５８７３人に改めたと説明した。１人で複数枚を購入したケースを反映させたという。

　自民党派閥の裏金事件を受けて、維新は２４年１月、党主催の政治資金パーティーを廃止すると決めた。【東久保逸夫】