「新しい壁作るのか」 国民幹事長、自民の所得制限案を批判

2025/02/19 15:12 

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 国民民主党の榛葉賀津也幹事長は19日の記者会見で所得税がかかり始める「年収103万円の壁」を巡って、自民党から18日に提示された2段階の所得制限を設けて低所得者層の控除額を増やす案について「103万円の壁を取り外そうという話をしてるのに、新しい壁を作ってどうするんですか。この議論が全く新しい壁を作っている」と批判した。榛葉氏はまた、ガソリン暫定税率の廃止時期について「遅くとも6月」との考えを表明。「選挙までにやらなかったら、地方の有権者は『与党は本当に自分のことを考えてくれているのか』と思うと思う」と述べ、参院選前に廃止すべきだとした。

 古川元久税調会長は同じ会見で「所得制限はありえない話だ。そんなのが入っているのは当然受け入れられない」と強調した。19日午後の自民、公明両党との税調協議で要求する。【遠藤修平】

毎日新聞

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