1月消費者物価、3.2%上昇 コメは70.9%の上昇

2025/02/21 08:40 

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 総務省が21日発表した1月の全国消費者物価指数(2020年=100、生鮮食品を除く)は109・8となり、前年同月比3・2%上昇した。伸び率は23年6月(3・3%)以来、1年7カ月ぶりの高水準となった。伸び率は3カ月連続で拡大している。

 生鮮食品を除く食料は5・1%上昇し、24年2月(5・3%)以来、11カ月ぶりの高い伸びとなった。全522品目中、398品目が上昇し、前月(390品目)から拡大した。コメ類は70・9%上昇し、比較可能な1971年以降、最大の伸び率となった。

 野菜や果物なども高騰が目立っており、生鮮食品を含む1月の総合指数は111・2と、前年同月比4・0%上昇した。品目別では、昨夏の猛暑や直近の雨不足で出荷量が減少しているキャベツが2・9倍(192・5%)、白菜が2・0倍(109・9%)となり、ブロッコリーも83・4%上昇した。ミカンは虫害などで生産量が減り、37・0%上昇した。【浅川大樹】

毎日新聞

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