「一時民家の200mまで火」岩手・大船渡の山林火災 消火活動続く

2025/02/21 17:28 

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 岩手県大船渡市三陸町綾里で19日午前に発生した山林火災は、21日も延焼を続けた。地上からの放水に加え、岩手、宮城、群馬3県と仙台市の防災ヘリ4機が空中から散水し、自衛隊のヘリ4機も出動した。

 県によると、同日午前7時現在で山林約225ヘクタールが焼失した。人や建物の被害は確認されていない。

 大船渡市は20日夜、火災現場に近い田浜地域の62世帯157人に避難指示を出し、6世帯10人が避難しているという。大船渡地区消防組合は「一時、民家の200メートルほどまで火が迫った。現状はそこまでの危険はなくなったが、延焼は続いている。引き続き消火活動に努めたい」と話した。【佐藤岳幸】

毎日新聞

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