国民・玉木氏「別姓法案提出」意欲も時期明言せず 野党連携は難航

2025/05/13 16:01 

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 国民民主党の玉木雄一郎代表は13日の記者会見で、選択的夫婦別姓制度導入について「法案の提出を目指す」と述べ、党としての独自法案を検討していると明言した。ただし、提出時期は明らかにせず「(衆院)法制局の作業量等も考えながら、可能な限り早く取りまとめたい」と話した。

 玉木氏は「閣法(政府提出法案)で出てくることは引き続き期待したい」と従来の立場を強調し、立憲民主党や日本維新の会の法案との違いを明らかにするため「(国民民主の考え方を)法案の形式でしっかり示したい」と説明した。

 立憲が制度導入に向けた法案を既に提出したが、野党間の足並みがそろわない上に、いまだに各党案が出そろわない。通常国会の会期末まで1カ月余となる中、成立は厳しい状況だ。

 玉木氏は「結婚前の姓を法的根拠に基づいて使い続けられる選択を用意することは重要だ」と述べ、同制度の導入の必要性を説明。その上で「筆頭戸籍者と姓が一致する体系をベースに、どのような仕組みを作れるかを現実的に議論したい」とし、戸籍制度を維持すべきだとの考えを示した。

 国民民主は4月28日の役員会で独自法案を提出する方針を決定している。【遠藤修平】

毎日新聞

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