備蓄米は「動物の餌」 玉木氏発言を榛葉氏が陳謝 「誤解生む」

2025/05/30 17:17 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 国民民主党の榛葉賀津也幹事長は30日の記者会見で、備蓄米について玉木雄一郎代表が「あと1年たったら動物の餌になるようなもの」と発言したことについて、「誤解を生む。私からもおわび申し上げたい」と陳謝した。一方、発言への批判には「言葉だけが切り取られてしまった。本質ではない」と釈明した。

 榛葉氏は「(玉木氏が)言いたかったのは、変なお米という意味ではなく、安定供給する制度を構築することが大事ということだ」と説明。過去の国会審議でも、政府側が備蓄米を「餌米」と表現していたと指摘した。「批判をされている方々は、議論の全部分を拝見されずにおっしゃっているように見える」と述べた。

 玉木氏は28日、衆院農林水産委員会での小泉進次郎農相との質疑で、備蓄米の放出について「あと1年たったら動物の餌になるようなもの」と発言。小泉氏は記者団に「(備蓄米の)放出の在り方について取り組んでいるときにちょっと残念という印象だ」と苦言を呈した。交流サイト(SNS)上で「動物の餌」という表現に批判が広がっている。【遠藤修平】

毎日新聞

政治

政治一覧>

写真ニュース