林芳正官房長官は２０日の記者会見で、石破茂首相が２４～２６日にオランダ・ハーグを訪問し、北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）首脳会議に出席すると発表した。日本の首相の出席は４年連続となる。

　林氏は会見で「現下の厳しい安全保障環境を踏まえ、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障が不可分という共通認識のもとで、我が国をはじめとするインド太平洋パートナーとＮＡＴＯとの具体的協力のあり方について議論を行う」と述べた。

　ＮＡＴＯ首脳会議にはトランプ米大統領も出席する予定だが、林氏は会議に合わせて首相とトランプ氏が会談する可能性について問われ、「２国間会談の実施は調整中で、現時点で決まっていることはない」と述べるにとどめた。【竹内望】