林官房長官、総裁選出馬を正式表明「石破首相の気持ち受け継ぐ」

2025/09/16 14:28 

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 林芳正官房長官(64)=旧岸田派=は16日、自民党の臨時総裁選に立候補する考えを正式に表明した。林氏は「石破(茂)首相を私なりに一生懸命お支えしてきたつもりだが、退任をされるということで非常に申し訳ない、残念な気持ちだ」とした上で「(首相の)気持ちを受け継いでしっかりと党をリードし、この国のかじをとっていきたいと決断を固めた」と述べた。国会内で記者団に語った。

 林氏は岸田文雄政権と石破政権で官房長官を務め、両政権の路線を継承すると強調。政策としては物価上昇を上回る賃金上昇などを掲げた。林氏は昨秋の総裁選に立候補し、国会議員票と党員・党友票の合計で争う1回目の投票で4位だった。

 林氏は既に岸田前首相に出馬の意向を伝えるなど総裁選に向けた準備を進めており、推薦人の確保状況については「前回は旧岸田派の皆さんを中心に戦った。この1年間でいろんなご縁も深まって、旧岸田派以外の方からもご支援の声を頂いている。まだしばらく時間があるので、しっかり調整したい」とした。【竹内望】

毎日新聞

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