「キツネとタヌキ」の駆け引きか 立憲・安住氏と国民・榛葉氏が会談

2025/09/19 06:00 

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 立憲民主党の安住淳幹事長と国民民主党の榛葉賀津也幹事長が18日、国会内で会談した。野党が求めるガソリンの暫定税率廃止や今後の国会運営について意見交換したとみられる。会談後、安住氏は記者団に「今の国民民主の執行部は、関係の深い人ばかり。本音で話もできるので、しっかりコンタクトを取っていきたい」と述べた。

 安住氏が就任あいさつで参院議員会館の榛葉氏の部屋を訪問した。かつて両氏が所属した旧民進党では安住氏が衆院、榛葉氏が参院のそれぞれ国対委員長を務め、ともに国会運営の駆け引きを得意とする。会談前には、榛葉氏が記者団に「『キツネとタヌキが会いました』って書いたら」と軽口をたたく場面もあった。

 安住氏によると、立憲が求める給付型税額控除について、自民、公明、立憲3党で設置する協議体への参加を呼び掛けたところ、榛葉氏は「(自民党)総裁選の話をみないとわからない。(新総裁が)本当に継承するのか、しないのか、様子を見たい」と述べたという。安住氏は立憲、国民民主の連携について「(榛葉氏は)独自色を強めたい気持ちも強いだろうから、国会も選挙もできる範囲でやりましょうという話だ」と述べるにとどめた。【池田直、安部志帆子】

毎日新聞

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