自民・小林氏、造船世界シェア「2割目指す」 1兆円基金創設も

2025/10/25 16:16 

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 自民党の小林鷹之政調会長は25日、札幌市で講演し、かつて世界でトップレベルだった日本の船舶建造量の世界シェアについて「2035年までの10年間で2割に持っていく」と述べた。世界シェアの向上に向け、国主導で1兆円の基金を作る方針も明らかにした。

 小林氏は講演で、1994年ごろまでは船舶建造量は日本が世界トップだったと説明。現在は13%に後退し、中国、韓国に抜かれたと説明した。

 24日に党本部内で造船について議論したといい、小林氏は函館に造船所があることを挙げ、「(産業の)裾野が広く、こうした産業についても国も勝負していく」と語った。

 また、ガソリン料金については暫定税率を廃止するとし、年内に追加の補助金で15円下げる方針も明らかにした。

 小林氏は自民道連の政治資金パーティーで講演。パーティーには自公連立から離脱した公明党道本部代表の佐藤英道衆院議員も出席した。【片野裕之】

毎日新聞

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