<1分で解説>大阪「副首都化」へ本格検討 吉村知事が指示

2025/11/08 17:10 

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 大阪府の吉村洋文知事は7日、大阪の「副首都化」に向けて、首都機能の代替や経済圏づくりに必要な規制緩和策などを検討し、12月中旬までにまとめるよう府幹部らに指示しました。国も副首都の役割や機能について議論を進めています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「大阪副首都化の動き」について解説します。

Q 大阪の副首都化って聞いたよ。どんなことなの?

A 大阪が東京に次ぐ「副首都」として、首都の大事な機能を分担したり、経済圏を強化したりすることを目指す取り組みです。

Q どうして副首都が必要なの?

A 東京で大きな災害が起きた時に、国の中心的な機能を大阪が代わりに担えるようにするためです。

Q どんなことを検討するのかな。

A 首都機能の代替や必要な施設、国の出先機関との連携、交通などの都市機能の増進、二重行政の解消などが検討項目です。

Q 国も副首都について考えているの?

A 高市早苗首相は「首都及び副首都の責務と機能に関する検討を急ぐ」と演説で述べ、国も本格的に議論を始めています。

Q どんな法律ができる予定なの?

A 自民党と日本維新の会は、来年の通常国会で副首都に関する法案を成立させることで合意しています。

Q 大阪市と府はどう協力するの?

A 吉村知事は「大阪市と府が一つに合わさった強力な行政機構が必要だ」と話し、いわゆる大阪都構想の必要性を強調しました。

毎日新聞

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