特別職給与法改正案、官邸の指摘で要綱書き換えか 担当者「誤配布」

2025/12/11 11:57 

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 政府が国会に提出した国家公務員特別職の給与法改正案をめぐって、政府の担当者が11日の内閣委員会理事会で、閣議決定後に官邸側から「このままだと誤解を招く」と指摘を受けて法案の要綱を書き換えたと説明した。9日に修正した要綱を配った際、担当者は「誤って古いバージョンを配ってしまった」と書き換えについては説明しておらず、野党側は「虚偽の説明だ」と反発している。与野党の関係者が明らかにした。

 国会議員歳費を超える閣僚給与の全額を支給停止とする特別職給与法改正案は8日に閣議決定され、国会に提出された。関係者によると、9日に担当者が与野党に「古いバージョンを配ってしまった」として、要綱のうち「内閣総理大臣等の期末手当について」という部分2カ所を「期末手当について」と変更した要綱が配布され、立憲民主党などが経緯の説明を求めていた。【池田直、森口沙織】

毎日新聞

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