横浜市長パワハラ疑惑 内部告発の人事部長「第三者委設置を」

2026/01/15 18:40 

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 横浜市の山中竹春市長(53)が市幹部らに暴言や中傷を繰り返したとする疑惑を巡り、報道機関に内部告発した同市の久保田淳人事部長(49)が15日、県庁で記者会見を開いた。「中立性や専門性を担保した形で調査が実施され、必要な対応が進むことを望む」と述べ、弁護士らを入れた第三者委員会などを設置すべきだと訴えた。

 久保田氏は2023~25年、国際会議の誘致に関し「できなかったら切腹だからな」と言われたと主張。「裏切ったらこれだからな」と、指で銃を撃つ仕草をされたと語った。

 山中市長は元副市長への非難を繰り返していたといい、久保田氏自身も「元副市長の血が流れています。血は争えませんね」とのメールを受信したと説明。緊急性のない連絡が平日の夜間や土日祝日を問わず常態化していたとも主張した。

 また、元副市長の人間性や元市議長の容姿を陰でやゆする場面にも立ち会ったとしている。行政委員会の委員を名指しし「なんでそんなにコイツにバイト代を与えてるの?」とショートメールで伝えられたとも証言した。

 他にも、部長級以上の幹部職員に面会せず、職員間で「出入り禁止」と呼ばれる事態があったと明かした。

 久保田氏は報道陣に録音を一部公開。「人権感覚を持ち、法令を順守してほしい」と訴えた。その一方で「山中氏の知的能力の高さ、勤勉性、清廉潔白さなどには畏敬(いけい)の念を持っている」とも発言。市採用試験の受験者から、パワハラが横行していると思われるのは本意ではないとして、「ハラスメント根絶に全力で取り組みたい」と述べた。

 山中市長は横浜市立大教授などを経て21年に初当選し、昨年8月に再選した。11日に自身のホームページで中傷などを否定する文書を掲載しており、近く報道対応する方針。【岡正勝、矢野大輝】

毎日新聞

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