福岡県、議連への「異例」補助金以外にも公費支出 実態明らかに

2026/10/09 19:48 

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 福岡県が県議の任意団体である議員連盟(議連)に異例の補助金を出していた問題を巡り、県は9日、この補助金とは別に、議連メンバーの視察旅費として県費を支出していたと明らかにした。支出先の議連は補助金支給の対象外だった。議連の活動費はメンバーが拠出する会費で賄われるのが一般的だが、補助金以外にも公費が支出されていた実態が浮き彫りになった。

 県議会の決算特別委員会で塩生(しおにゅう)好紀議員(日本維新の会福岡)の質問に対し、県は2025年度に「過疎地域活性化対策議連(過疎対策議連)」へ県費約68万円(県議は5人分で約58万円)を支出したと答弁。県職員2人が同行し計7人で上京し、総務省幹部や国会議員への要望活動をした際の旅費だった。県の担当者は「県からの依頼に基づく要望活動」を理由に費用負担したと説明。県議による要望活動は国から過疎地支援を引き出す有効な手立てと捉えた点も支出を認めた理由とした。

 県の保存資料によると、過疎対策議連メンバーへの旅費負担としては21年度=議員5人分41万9000円▽22年度=議員4人分39万3000円▽23年度=議員5人分49万円▽24年度=議員5人分53万4000円――を県費から支出。過去5年間の議員旅費への支出総額は約240万円に上っていた。20年度以前は資料がなく、開始時期は不明としたが、慣例的に支出が続けられてきた可能性があるという。

 また、県は9日の県議会で議連補助金について、23~25年度は日米友好議連など13議連を対象に計約2700万円を交付したと説明。「国内外の関係団体との交流や先進地の視察」が議連の活動にあるとし、多くは旅費に使われていたと述べた。【宗岡敬介、木下翔太郎、池田直】

毎日新聞

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