外務省、記者拘束でロシア大使呼び抗議 面会、情報提供実現せず

2026/10/14 20:05 

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 日本政府は、ロシア当局に拘束された北海道新聞のユジノサハリンスク支局の男性特派員の保護に向けた対応を進めている。外務省の中村仁威(きみたけ)欧州局長は14日夕、ノズドレフ駐日ロシア大使を同省に呼び出し、特派員を人道的に扱うよう申し入れた。その上で、日本に情報提供しないまま特派員を拘束し、一方的に発表したことに強く抗議した。

 ロシア当局は13日、特派員の拘束について発表したが、外国人の拘束時に相手国に知らせる「領事通報」を14日午後7時時点でもしておらず、日本側が求める特派員への領事面会も実現していない。中村氏は特派員への迅速な接触を求め、ノズドレフ氏は「本国に伝達する」と答えた。中村氏は日本への速やかな情報提供も重ねて求めた。

 茂木敏充外相は14日の衆院予算委員会で「今後、拘束に至った状況や健康状態などを明らかにし、邦人保護に万全を期したい」と述べた。特派員の早期解放なども働きかけるとみられる。

 ロシアは日本への圧力を強めており、8月にプーチン大統領が北方領土の択捉島を初めて訪問したほか、ウクライナ侵攻に関連した日本の追加制裁にも報復措置を取る構えだ。

 日本政府は拘束発表を受け、13日にモスクワで在ロシア大使館の徳田修一臨時代理大使が、14日朝にはユジノサハリンスクで横田敬一総領事がそれぞれ、速やかな情報提供と特派員に対する人道的で公平・公正な取り扱いをロシア側に求めた。【野間口陽、田所柳子】

毎日新聞

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