埼玉・八潮の道路陥没 原因究明へ第三者委 知事が設置の意向

2025/02/01 09:34 

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 埼玉県八潮市二丁目の県道54号交差点で発生した陥没事故で、大野元裕知事は31日、原因究明に向けた第三者委員会を設置したい考えを示した。大学や研究機関、工事現場に詳しい専門家などを想定しているという。

 国土交通省は2015年に下水道法を改正し、腐食の恐れの大きい下水道管を5年に1回以上点検するよう市町村などに義務づけた。今回の現場では、21年度調査ではすぐに補修が必要な状況ではないと判断されていた。大野知事は「施工や管理が悪かったのか、国の基準が悪かったのか、第三者を入れ点検したい」と話した。

 この日の県の危機対策会議では、陥没現場に近い警戒区域内の調査が完了し、危険が生じる空洞は確認されなかったと報告された。ただ、小さなレーダーの反応があった地点が数カ所あり、2月1日に詳細調査を開始するという。【鷲頭彰子】

毎日新聞

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