九州・山口各地で氷点下 大分空港で欠航相次ぐ 福岡に代替着陸も

2025/02/24 13:24 

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 日本上空に強い寒気が流れ込んだ影響で、24日は九州・山口の各地も氷点下まで冷え込み、雪が降った。福岡市中心部の繁華街・天神周辺でも朝から雪が舞い、肩をすぼめながら歩く人の姿も見られた。

 大分空港(大分県国東市)では滑走路に雪が積もった影響で、午前を中心に欠航が相次いだ。ソラシドエアの午前6時19分羽田発大分行きの便(乗客102人)は、目的地を福岡空港(福岡市)に変更してダイバート(代替着陸)した。国土交通省大分空港事務所によると、大分空港に除雪用の重機はなく、融雪剤を散布して対応したという。

 気象庁によると、気温が氷点下を観測した地点が九州・山口の全県であった。積雪の深さ(速報値)は24日午前5時時点、山口市前町で2センチ、福岡県飯塚市で1センチなどだった。

 25日正午までに予想される24時間降雪量は、多い所で山口県の山地20センチ、平地5センチ。福岡県では24日午前11時時点で大雪の恐れはなくなったが、気象庁は積雪や路面凍結に注意するよう呼びかけている。【平川昌範】

毎日新聞

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