大阪・関西万博が開幕 デジタル化推進、2820万人の来場見込む

2025/04/13 20:36 

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 大阪・関西万博は13日、大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)で開幕した。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、165の国・地域・国際機関が集い、持続可能な未来の構築に向けて社会課題の解決を目指す。会期は10月13日までの184日間で、2820万人の来場を見込む。

 万博を運営する日本国際博覧会協会は「並ばない万博」を掲げ、デジタル化を推進。インターネットによる入場券の販売や事前予約制を導入したほか、会場での買い物も電子決済に限定した。しかし、13日は一時、通信障害に見舞われ、パビリオンの当日予約などに支障が出た。

 この日は14万人以上が来場を予約。雨の中、ゲート前には開場前から長い列ができた。午後5時から入場可能な当日券も販売され、一部のターミナル駅や主要駅発着のシャトルバスでは混雑が見られた。

 悪天候のため、正午から予定されていた航空自衛隊の「ブルーインパルス」によるアクロバット飛行は中止に。万博の目玉の一つ「空飛ぶクルマ」のデモンストレーション飛行も見送られた。

 海外パビリオンは、ネパールやインドなど5カ国で工事が間に合わず、来場者を受け入れられなかった。また、ポーランドやブラジルなど複数の国が式典や準備を理由に休館した。【岡崎英遠】

毎日新聞

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