埼玉・八潮の道路陥没、復旧費300億円規模に 県が41億円補正案

2025/06/05 21:58 

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 埼玉県の大野元裕知事は5日、八潮市で起きた道路陥没事故の復旧にかかる費用が総額で300億円規模になる見通しを明らかにした。県は復旧工事費などとして、41億1030万円の下水道事業会計補正予算案を12日開会の6月県議会に提出する。

 陥没事故を巡っては、2月定例会で国の補助金45億円を含む計90億円の補正予算を可決。さらに、25年度下水道事業会計で、転落したトラック引き上げの費用など58億円も予算化した。今回の41億円には、復旧工事費や近隣事業者の補償、職員を12人増員するための人件費2億1000万円が盛り込まれる。

 大野知事は5日の記者会見で、「仮配水管の撤去費用や既存インフラの復旧費などの補正も検討する。(最終的に)総額で300億円規模になるのではないかとみている」と話した。【鷲頭彰子】

毎日新聞

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