大阪市、水道の基本料金を無償化へ 10月検針分から3カ月間

2025/06/06 18:23 

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 大阪市の横山英幸市長は6日、物価高騰対策として、上下水道の基本料金を10月検針分から3カ月間限定で無償化すると発表した。事業費は約80億円となる見込み。市は近く、関連議案を市議会に提出する。

 大阪市の水道基本料金は1カ月あたり935円、下水道使用料の基本額は同605円。3カ月間で1世帯当たり計4620円の負担減になる。使用水量に応じて支払う従量料金は減免されない。無償化は、市内のすべての一般家庭と事業所計177万契約が対象となる。

 水道基本料金の無償化を巡っては、東京都の小池百合子知事が5月、猛暑対策の一環として今夏の4カ月間の無償化を発表していた。大阪市では、大阪維新の会や公明党が基本料金の免除を市に要望していた。

 横山市長は「水道料金は皆さんが徴収されるので、その減免は物価高騰対策として、非常に広く、多くの方に(効果を)感じていただける」と語った。【高良駿輔】

毎日新聞

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