脚本家、作家、演出家としてＮＨＫ大河ドラマ「独眼竜政宗」やＮＨＫ連続テレビ小説「澪（みお）つくし」などを手がけたジェームス三木（ジェームス・みき、本名・山下清泉＝やました・きよもと）さんが１４日、肺炎のため死去した。

　ジェームス三木さんが手掛けた作品の出演者からは悼む声が相次いだ。

　「澪つくし」でヒロインを務めた沢口靖子さんは１９日、所属事務所を通じて「打ち上げ会場で『やっと女優の卵からヒナがかえったところですよ』とこの世界の厳しさとエールの言葉を贈ってくださった先生の言葉を、今でもはっきり覚えています。『澪つくし』は私の原点です」などとするコメントを出した。

　「独眼竜政宗」で主演した渡辺謙さんは自身のＸ（ツイッター）で「（戦国時代の）家族親族の機微を描いた壮大な大河ドラマでした。（三木さんから）『謙君、これを機に僕が新しい芸名を付けてあげるよ』と笑っておっしゃってくださったことを懐かしく、思い出しました。ご冥福をお祈りします」と追悼した。