維新の八尾市議3人が飲酒後に石川県知事に面会 ハラスメント疑惑も

2025/06/19 16:14 

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 大阪維新の会所属の大阪府八尾市の男性市議3人が今年1月、能登半島地震(2024年)の被災地に寄付金を届けた際、飲酒した後に石川県の馳浩知事と面会していたことが19日、党関係者への取材で明らかになった。党は、松本剛(49)▽鋳方(いかた)淳治(45)▽稲森洋樹(39)――の3市議を口頭で厳重注意した。鋳方氏は離党届を提出し、18日付で受理された。

 党関係者によると、3市議は石川県に向かう電車内と昼食時に飲酒。夕方に馳知事と面会し、寄付金を渡した。3市議は私費で出向いたが、馳知事は公務中だったという。

 大阪維新の会の横山英幸代表代行(大阪市長)は19日の記者会見で「被災地の首長に飲酒して面会するのは言語道断だ。多くの被災地の方々の信頼も損なう。深く反省してもらいたい」と述べた。

 この3市議については、同僚の女性市議にセクハラなどをした疑いがあるとして、党から独立した第三者機関が調査していることも明らかになった。事実が確認されれば、党が処分を検討する。【林みづき、鈴木拓也、高良駿輔】

毎日新聞

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