「新幹線のお医者さん」として親しまれたドクターイエローの車両展示が２０日、石川県白山市の「トレインパーク白山」（同市立高速鉄道ビジターセンター）で始まった。

　展示されたのは、団子鼻が特徴で０系新幹線がベースの「９２２形Ｔ３編成」（１９７９年製造）。東海道・山陽新幹線の点検車両として活躍し、引退後は名古屋市の「リニア・鉄道館」で展示されていた。

　２００１年から運行し、今年１月に引退した７００系新幹線をベースにした「９２３形Ｔ４編成」の車両がリニア・鉄道館に展示されることになり、Ｔ３がトレインパーク白山に移された。

　この日は午前９時から一般公開が始まり、集まった鉄道ファンや子ども連れらでにぎわった。【岩本一希】