レッサーパンダ「風太」22歳に 国内最高齢 7月5日にセレモニー

2025/06/26 15:19 

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 後ろ脚で直立する姿で一世を風靡(ふうび)した千葉市動物公園(同市若葉区)のレッサーパンダ「風太」が、7月5日に22歳の誕生日を迎える。国内で飼育されているレッサーパンダの最高齢で、2本足で立つことはできなくなったが、のんびりと余生を送っている。5日には動物公園で誕生日セレモニーが開かれる。

 風太は2003年7月5日、静岡市立日本平動物園生まれ。翌年から千葉市動物公園で暮らしている。人間で言うと80歳以上の高齢で、子孫は5代70匹以上。動物公園によると、気温の高い日や雨の日は寝室で寝ているが、涼しい日は気ままに散歩し、来園者の前にも姿を現すという。

 誕生日セレモニーは5日午後1時半から、園内の動物科学館1階レクチャールームで行われ、飼育担当者が風太の最近の様子を報告する。先着約200人。また、野菜や果物で作った手製バースデーケーキを風太にプレゼントし、その様子を風太の寝室から生中継する。動画投稿サイト「ユーチューブ」の動物公園公式チャンネルでも生配信する。

 当日は動物公園先着2000人に22歳を記念した「限定特別カード」をプレゼントする。【柴田智弘】

毎日新聞

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