空自の最新鋭ステルス戦闘機F35B 8月7日から新田原基地に配備
防衛省は25日、航空自衛隊の最新鋭ステルス戦闘機F35Bの新田原(にゅうたばる)基地(宮崎県新富町)への配備について、8月7日から開始すると周辺自治体に伝達した。南西諸島などの防空体制強化を図るとともに、艦艇でも発着できる特性から、事実上の「空母化」に向けて改修が進む海上自衛隊の護衛艦「いずも」と「かが」での運用を想定している。
F35Bは海兵隊仕様の米国製戦闘機。数百メートル程度の短い滑走による離陸と垂直着陸が可能で、レーダーに捕捉されにくいステルス性に優れる。2018年策定の中期防衛力整備計画に空自への導入が明記され、防衛省は20~25年度予算に30機分の導入費用計約6400億円を計上した。
当初は24年度中に配備を始める予定だったが、機体に搭載するソフトウエア開発の遅延でずれ込んだ。第1陣として8月7日に4機を配備し、今年度中に8機の配備を完了。将来的には約40機まで増強していく方針だ。配備先を新田原基地としたのは、基地整備に伴い各種訓練の拠点となる馬毛島(鹿児島県)に近いことが主な理由とされる。
防衛省は25日、宮崎県や新富町に配備日程のほか、当面は飛行訓練を行わず、騒音などの負担軽減策を引き続き検討する意向を伝達。9月中旬にデモ飛行を実施し、垂直着陸などの特性を体感してもらった後、検討結果について説明するとした。騒音が通常の訓練より大きいとされる垂直着陸訓練を巡り、防衛省が「緊急時などを除き、新田原では行わない」とした説明を「夜間を含め実施する」と一転させ、地元の反発を招いていた経緯がある。
空自のステルス機はF35Aが先行配備されているが、防衛省は導入計画を147機に拡大した際、うち42機はF35Bに「替え得る」とした。南西諸島と太平洋島しょ部で、F35Aのような通常離着陸型の戦闘機に必要な2400メートル級の滑走路を有する基地は沖縄本島と硫黄島(東京都)にしかなく、短距離離陸・垂直着陸型のF35Bなら、より多くの拠点で運用できると期待されている。【松浦吉剛、塩月由香】
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