ICAN事務局長「核軍縮、合意に最適なタイミング」 8月6日前に

2025/08/05 15:58 

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 8月6日に開かれる広島市の平和記念式典に参列するNGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」のメリッサ・パーク事務局長が4日、広島市内で記者会見した。パーク氏は「各国の代表が集まり、核軍縮に向けた対話のきっかけにしてほしい」と期待を語った。

 パーク氏は、式典の意義について「80年前の惨禍だけでなく、80年間続いてきた広範囲にわたる被害を思い起こす場にしてほしい」と話した。

 また、式典に各国の代表が集まることについて「核保有国のリーダーが言葉と行動を一致させ、核軍縮に向けて対話と合意するのに最適のタイミングだ」と指摘。さらに「広島と長崎で実際に起きた無差別で、壊滅的な被害を深く理解し、『安全保障』や『核抑止』という抽象的な概念ではなく、リアルな被害の観点で核軍縮について議論してほしい」と話した。【武市智菜実】

毎日新聞

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