数十年に1度咲く? リュウゼツラン、駅ホームで黄金色に輝く 福岡

2025/08/20 08:15 

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 数十年に1度花を咲かせるとされるリュウゼツランが、福岡県豊前市にあるJR日豊線の豊前松江駅上り線ホームで開花し、利用客らの目を楽しませている。

 北九州市立総合農事センターによると、リュウゼツランは中南米など熱帯域に自生するキジカクシ科の多肉植物。花茎の先端に黄色い花を咲かせる。とげのある葉の形状が竜の舌に似ていることからその名が付いたという。

 ホーム上の花壇には国鉄時代に植えられたという5株ほどがあり、直近では2022年の夏に開花した。今年は6月ごろから花茎が4メートル超に成長。8月に入って下から順に花を咲かせ、真夏の日差しを浴びて黄金色に輝く。

 駅の管理をしている九州鉄道OB会豊前築上支部の川上義昭さん(80)は「今月末まで見ごろでしょう。多くの人に見てもらいたい」と見守っている。【出来祥寿】

毎日新聞

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