札幌で発見されたセミクジラは新種 「サッポロクジラ」
札幌市博物館活動センターなどの研究チームが、札幌市南区小金湯で2008年に発見されたセミクジラ科の化石は新属新種だったことを突き止めた。和名は「サッポロクジラ」で、8月に研究論文が海外の学術誌に掲載された。
化石は900万年前の地層から見つかった。これまで化石が確認されていない空白期(1500万年前~600万年前)で、セミクジラの仲間の進化の過程を解明する手がかりになると期待される。
研究チームの一員、市博物館活動センターの田中嘉寛学芸員によると、化石は後期中新世(900万年前)のもので、肩甲骨や指の骨をはじめ全身の約7割が見つかった。頭の大きさから全長約12・7メートルと推定される。
頭や耳の骨などの形状から系統を調べて、セミクジラ科のどの属、種とも異なっていると特定。新属新種として、学名は「札幌の巨大なセミクジラ」を意味する「メガベリーナ・サッポロエンシス」に決めた。
セミクジラ科の化石で最も古いのは、アルゼンチンで見つかった2000万年前のものだ。米国で1600万年前のものも見つかっていたが、次に古いのは長野県で見つかった600万年前の化石だった。
絶滅の危機にひんする現代のセミクジラの仲間は、全長が17~20メートルと大型路線バスよりも大きい。一方、初期は全長が5メートル程度と現代に比べて小さかったとされ、どのような進化を遂げたのか謎に包まれている。
サッポロクジラは名前がつけられたセミクジラの仲間の中で3番目に古いものになる。大きさは初期と比べて2倍以上。一方、現代よりも、体つきが細く、腕が細長かったとみられ、化石の見つかっていなかった空白期に泳ぎ方が変化した可能性があるという。
札幌市の秋元克広市長は26日の記者会見で「世界的に貴重なものが身近で発見されて驚いた。多くの市民に知ってほしい」と述べた。
化石の一部は市博物館活動センター(豊平区平岸5の15)で常設展示されている。9月12日から北海道大総合博物館(北区北10西8)で頭蓋骨(ずがいこつ)のレプリカなどが展示される。【水戸健一】
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