ノーベル平和賞の受賞発表1年に合わせ 日本被団協など10月に集会

2025/09/05 18:37 

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 日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)などが5日、東京都内で記者会見し、日本被団協のノーベル平和賞受賞発表から1年となる10月11日に核兵器廃絶や反戦を訴える集会を都内で開催すると発表した。

 集会の名称は「核兵器も戦争もない世界を求めて~記憶を受け継ぎ未来へ~」で、日本被団協や全国空襲被害者連絡協議会など30団体・個人でつくる実行委員会が主催。次世代への継承をテーマに被爆者や空襲被害者と来場者が語る場を設けたり、被爆者が自らの体験を証言する映像を流したりする。大学生らが脚本を考えて出演する朗読劇もある。

 日本被団協の浜住治郎事務局長は「戦後80年はまだ被爆者が動ける時だ。次の世代に運動を引き継いでいきたい」と期待を込めた。

 集会は10月11日正午、東京都千代田区の有楽町朝日ホールで。定員636人。大学生以上1000円、小中高生500円。オンライン参加は1000円。申し込みは実行委のホームページから。【宮城裕也】

毎日新聞

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