飛行機の廃部品を盆栽に JAL整備士ら考案 「部品への愛感じて」
成田空港の日本航空カウンターに、航空機の廃部品を使った盆栽アートがお目見えした。整備士たちが、役目を終えた部品を別の形で役立てられないかと模索し、モダンな植木鉢としてよみがえらせた。
廃部品の再利用は、JALエンジニアリングの前橋誠さん(38)と石坂健(たける)さん(36)が企画した。航空機には約300万個もの部品が使われているというが、一定期間で取り換えられ、廃棄される。再利用を考えていたところ、枯れた盆栽に装飾を施しアートとして再生している民間企業の「TOUFU(トウフ)」(東京都港区)を知り、共同制作を持ちかけた。
トウフの担当者に大小さまざまな廃部品を見てもらい、「部品の使用期間と、盆栽の樹齢をそろえてみてはどうか」などと意見を出し合いながら制作を進めた。このほど、機内の空調や気圧調整のための配管のバルブと、枯れた真柏(しんぱく)などを組み合わせた盆栽アート7個が完成。作品はいずれも航空機にちなみ、浮遊感を出したという。
作品は成田空港第2ターミナルの日本航空スペシャルアシスタンスカウンターなどに展示している。前橋さんは「整備士はみな、一つ一つの部品に愛情を持って仕事をしている。作品を通じて私たちの部品への愛情を感じ取ってもらえたらうれしい」と話している。【合田月美】
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