朝ドラ「風、薫る」 主演の見上愛さんが栃木知事表敬 応援に感謝

2025/09/22 20:02 

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 2026年度前期のNHK連続テレビ小説「風、薫る」で、栃木県の旧黒羽町(現大田原市)出身で日本近代看護の先駆者、大関和(ちか)(1858~1932年)がモデルの主人公を演じる俳優、見上愛さん(24)が22日、県庁を訪れ、福田富一知事に撮影スタートを報告した。

 舞台となる大田原市などでのロケ撮影が9月上旬からスタート。見上さんは「買い物も食べ物も、地元の人々にすごく応援していただいている」と笑顔。「(主人公は)猪突(ちょとつ)猛進で間違いも失敗もしながら新しい職業を切り開いた女性。型にはまらない魅力を演じたい。温かく見守ってください」と話した。福田知事は「栃木のおいしいものをたくさん食べて、(ドラマを通じて)医療現場の人たちにエールを届けてほしい」と期待した。

 物語は、明治時代に西洋式の看護学を学んだ「トレインドナース(正規に訓練された看護師)」として活躍した大関ら実在する女性2人がモチーフ。見上さんは、那須地域出身で若くしてシングルマザーとなり、看護の世界に飛び込んだ一ノ瀬りん役を演じる。【藤田祐子】

毎日新聞

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