札幌市南区の山林でヒグマの親子を駆除 もう1頭の子グマは山中へ

2025/09/30 13:13 

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 札幌市は30日、南区藤野の山林でヒグマの親子2頭を駆除したと発表した。一緒にいたもう1頭の子グマは山の中に逃げたため、市は近隣の住民に注意を呼びかけている。

 市などによると、30日午前6時半ごろ、近くの80代男性がヒグマを目撃し、道警に通報した。駆けつけた市職員、猟友会のハンター、警察官がエゾシカ用のワナにかかって動けない子グマと近くに居座った親グマ、別の子グマを確認した。

 ハンターが午前8時半ごろ発砲し、3頭のうち親グマ(体長約1・5メートル)とワナにかかった子グマ(同約1・0メートル)を駆除した。もう1頭の子グマは逃げた。

 今回の発砲は住宅街でないため、9月に始まった緊急銃猟にあたらない。付近はヒグマの目撃情報が相次いでおり、市などが警戒を続けている。【水戸健一】

毎日新聞

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