大阪府警、警視を懲戒免職 「パパ活」で少女にわいせつ行為で起訴

2025/10/16 14:12 

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 大阪府警は16日、「パパ活」を通じて知り合った少女にわいせつな行為をしたとして逮捕された、府警本部の生活安全部生活安全特別捜査隊に所属する警視の辻本浩嗣被告(53)を懲戒免職にしたと発表した。

 府警監察室によると、辻本被告は6月下旬、府内にあるカラオケ店の個室で13歳未満の少女の体を触るなどしたとして逮捕された。

 その後の捜査で、同じ個室内にいた16歳未満の少女に対してもわいせつな行為をしていた疑いが浮上。さらに7月上旬にもカラオケ店内で同じ13歳未満の少女にわいせつな行為をしていたことが判明した。

 大阪地検は9月、計3件の不同意わいせつ罪で在宅起訴した。この他にも同種のわいせつ行為が計9件確認されたが、被害者の特定などに至らなかったという。

 辻本被告はデートなどの見返りに金銭を支払う「パパ活」を通じて少女らと出会ったとみられる。「犯罪だと分かっていたが、欲望に負けて強い刺激を求めた」などと説明している。

 生活安全特別捜査隊は、違法風俗店の取り締まりや少年少女が被害に遭う事件など生活安全部が所管するさまざまな捜査を担当する。辻本被告は「特別捜査官」で隊長と副隊長に次ぐ幹部だった。【木島諒子】

毎日新聞

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