富山市の民家にクマ出没で「緊急銃猟」 全国4例目 発見至らず
富山市内で16日、クマが出没し、自治体の判断で市街地での発砲を認める「緊急銃猟」の対応が取られた。最終的にクマは発見されず、猟銃の発砲は実施されなかった。9月に導入された緊急銃猟制度に基づく発砲の判断は全国4例目で、北陸では初めて。10月に入り、同市ではクマの目撃情報が130件を超えており、市は17日、臨時会議を開いて対応を協議。クマが冬眠に入る年末まで警戒を強めるとともに、市民に注意を呼びかけた。
富山市によると、16日午前8時ごろ、同市小杉の民家でクマの目撃情報が警察を通じて寄せられた。その後、民家周辺の通行を規制し、付近住民に屋内待機を呼びかけるなど安全を確保した後、藤井裕久市長が緊急銃猟を指示した。しかし、民家の敷地内を捜索してもクマは見つからず、午前11時前に体制を解除。発砲はなく、けが人はなかった。
この事態を受け、富山市は17日に部局長を集めた会議を開催。藤井市長は「我がことに置き換えて、日ごろからの備えをするように」と呼びかけ、休日の職員間の情報共有の徹底などを求めた。
◇目撃地点近くには保育園も
クマが目撃された小杉地区は、近くに北陸自動車道が通り、住宅や農地が点在する地域。17日午前も周辺では農作業をしている人や、散歩をしている高齢者の姿があった。
目撃地点から約150メートルの場所にある保育園「東山つくし園」では、0~2歳児の計17人が在籍しているが、送り迎えの際は保護者に園の玄関先まで車で来てもらうなど、外にいる時間を極力短くする対策をしているという。園長代理の竹田紫(ゆかり)さんは「今は一番いい季節で外で遊ばせたいが、万が一のことを考えて屋内で遊んでもらうしかない」と話した。【岩本一希】
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