老舗銭湯に「キャプテン翼」壁画 作者・高橋陽一さん自ら筆を入れ
かつては下町の庶民の交流の場だった銭湯の廃業が相次ぐ中、銭湯文化を盛り上げようと、東京都葛飾区出身で人気サッカー漫画「キャプテン翼」の作者・高橋陽一さん(65)によるオリジナルの壁画が17日、同区亀有の1961年創業の老舗銭湯「富士の湯」で披露された。高橋さんがオーナーを務めるサッカークラブ「南葛SC」(関東1部リーグ)のプロジェクトの一環で、主人公の大空翼をはじめとしたキャラクターたちが南葛の選手とともに壁面で躍動し、利用者の目を楽しませてくれそうだ。
南葛SCがまとめた銭湯組合などの公開データによると、2000年には76あった公衆浴場は23年には24まで減少。銭湯を日常的に使う区民も少なくなっている。クラブは今回の「南葛SC湯」プロジェクトを通じて、銭湯文化の継承と地域の活性化を目指すとしている。壁画は全長14・5メートル、男湯と女湯が1枚でつながった大きなもので、高橋さんが「キャプ翼」のキャラクターを、銭湯絵師・田中みずきさん(42)が南葛のホームスタジアム・奥戸総合スポーツセンターや監督、現役選手らを描いた。田中さんは「打ち合わせで、高橋さんから描き込むキャラのアイデアが次々とあふれてくることに驚かされた」という。
16日には報道関係者向けに制作の様子が事前公開され、高橋さんは作業の後、「大きな絵を描くことは子どもの頃からの夢だった。描いていて気持ちよかった」と笑顔を見せた。プロモーション部長の天野春果さん(53)は「葛飾を代表する文化である銭湯を盛り上げ、銭湯絵を通じてチームについてもっと知ってもらえたら」と語った。
富士の湯は内装工事を控えているため、「南葛SC湯」は来年3月末までの期間限定となる。高橋さんは「多くの人が絵を見に来て、それをきっかけに他の銭湯にも行くようになってほしい」と期待を寄せる。銭湯絵はプロジェクト終了後も絵の一部を保存して展示することを検討しているという。【榎良広】
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